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2005年 11月 22日
後期に入って、2ヶ月近くが経った。まったくもって早いものである。
Nazisについて、私たちはどれだけのことを知っているだろうか。ヒトラーが行なったことについて。「ホロコースト」が一体どういうものであったのかということについて。どれだけのことを知っているのだろうか。史実を知ることは早い。実にお手軽である。何年何月にNazisによって何人のユダヤ系住民が強制的に収容所に連行され、何年何月のソ連軍による軍事介入までに合計何人のユダヤ人が殺されたのだ、というように…人の脳に焼き付いてしまった、漠然とした、数値的な理解というものは簡単である。しかしその一連の私たちが理解しているつもりである表面的な事実のウラに、どのような真の事実が隠れているのか。まだまだ知らない。まったく知らない。でもそこを平気で通りすぎようとしている。戦後60年とは言うけれど、ますます人の心から過去のことは忘れ去られていってしまう…。 『SHOAH』 という映画がある。ナチスのユダヤ人迫害についての「ドキュメンタリー」である。しかし、そこには音楽はない。特殊で効果的な映像もない。出てくるのは、製作者クロード・ランズマン監督と、たったひとつの共通項をもつ人間たち。 あの真実について、本当に、語れる者は、いったいだれなのだろうか。 それは、ただひとつしかないという。命を奪われた、600万にも達するという、命を奪われたユダヤ人その人なのだ、という。その数こそが、死者こそが、真実を語っているのだ。『SHOAH』に出てくるのは、そんな「語るべき」存在に、もっとも近いという共通項をもつ人間たち。収容所の囚人としてとらわれていた、生存者である。 ランズマン監督とともに、彼ら「生存者」は収容所があった場所を歩く。当時を振り返る。そして、今について語る。作品は、9時間半。ただただ、あった事実を述べる生存者の声と、ランズマン監督の核心をつくインタビューの声だけが流れる。あとは自然の音だけだ。ある一時期、強制収容所があったとされる木立に響く、鳥のさえずりや葉の音。 私が観たのはほんの一部で、20分ほどだったと思う。たった20分である。だがフィルムから発せられるメッセージは、強く、そして重く響いてきた。すべてを観たとき、あの揺るぎのない事実について理解を深めることができるだろうか。 週に一回のドイツ語の授業のテーマは、ナチのユダヤ人大量虐殺である。週に一回のペースで通年で勉強してもとてもじゃないが追いつかない。膨大な量の事実である。学生時代の一時期でも、大きな歴史的事実と向き合える日があってよかったと思う。授業で受ける衝撃は大きい。 その内容は、いずれまた。
by anri_i
| 2005-11-22 16:48
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